オーブンレンジBistroには、グリル機能として「片面焼き」と「両面焼き」の2つがあるのですが、説明書を読んでいても、その違いがピンときません。特に両面焼きで、上下の面で温度や熱さが違うのが分かりません。
Panasonicの商品パンフレットも、「予熱いらずの大火力極め焼きヒーターと、発熱するヒートグリル皿で食材を両面からすばやく焼き上げ」としか記載がなく、上面の火力を「ヒートグリル皿」が効率よく下面にも伝えるぐらいにしか読み取れません。
そこで、今回、お餅を「片面焼き」と「両面焼き」で焼いてみることで、それぞれの違い・特徴を調べてみました。
「片面焼き」と「両面焼き」の比較・検証
今回利用したBistroは、Panasonicのスチームオーブンレンジ「ビストロ」(NE-UBS10A-K)です。
お餅はスーパーで売っている切り餅を利用しました。
調理方法としては、お餅を「ヒートグリル皿」の中央に配置し、片面焼きの場合「ヒートグリル皿」を上段にしタイマーは7分、両面焼きの場合「ヒートグリル皿」を中段にしタイマーは3分に設定して焼きました。
準備と操作方法
お餅は以下のように中央に配置しています。
お餅をオーブンレンジにセットしたら、メニューから「手動」→「グリル」と選択します。「グリルの画面」で「両面焼き」か「片面焼き」かを選択します。
両面焼きの場合は3分、片面焼きのの場合は7分を設定して、料理スタートボタンを押します。
片面焼きの調理結果
片面焼きの調理から7分後のお餅はこちらです。上面に程よく焦げ目がついており、美味しそうなお餅に仕上がっています。
お餅の裏側は、色は真っ白ですが、右のほうが膨らんでおり、お餅の下面にもしっかり熱が通っていることが分かります!
ビストロの片面焼きでは、お餅の上面だけを焼きますが、均等に熱を伝えるオーブンの長所が生かされ、下面についてもしっかり火が通っています。
また、ガスコンロで焼く際は気になるお餅の焼きすぎや焦げすぎなども、気にせずに気軽に焼けます。
食べてみると、熱の通りもちょうどよく、お雑煮や海苔巻きといったお餅料理にもすぐに使えて便利だと思いました。
両面焼きの結果
両面焼きの料理から3分後のお餅はこちらです。お餅がフニャフニャになって原型を留めていませんし、3分では焦げ目もつきませんでした。
また、ビックリしたことが、お餅の場所が移動していることです。元々お餅は中央の赤枠に置いたのですが、調理をスタートしてすぐに、お餅の下面が膨らみはじめ、その膨らみが大きくなりすぎて、お餅がグリル皿前方に転がったのです。
このお餅の調理結果より、両面焼きでは、上面よりもヒートグリル皿の面の温度が高くなることが分かります。
食べてみると、お餅にはしっかり熱が通っており、美味しく食べることができますが、お餅が原型をとどめず膨張するので、複数のお餅を焼く場合には、間を一定間隔空ける等の対応が必要となります。
まとめ
パナソニックのオーブンレンジ「ビストロ」のグリル機能の「両面焼き」、「片面焼き」をお餅を使って検証しました。
まず、「両面焼き」、「片面焼き」ですが熱の伝え方大きく異なました。「両面焼き」の場合、上面より下面のヒートグリル皿のほうが温度が高いです。
また、焦げ目をつけるにも一定の時間が必要でした。
結果、料理に焦げ目をつけたいかや、素材の熱の通り易さによって、「片面焼き」か「両面焼き」を選択する必要があることが分かりました。
ビストロ本体やアプリにレシピのある料理は、その通り調理すれば良いかと思いますが、レシピのない料理については、少し試行錯誤が必要だと思います。
コメント
テフロンにお餅がくっついて、掃除しにくく無かったですか?
コメントありがとうございます。
ヒートグリル皿にお餅はほとんどくっつきませんでした。